私は『ハイハイ』といって櫚子の頭を撫でた。
「ところで聞いたわよっ!衣乃。」
「へっ?」
私はポカンとして櫚子の方を向く。
一体何を聞いたって言うんだよ?
櫚子さんよ……?
「アンタ、渚くんと付き合ったんですってね!」
「…………はぁぁぁぁぁっ!!?」
えっ?何で?
昨日の出来事だよね?
何で櫚子が知ってるの!
どこからの情報だよ!それ……(汗)
「たまたまウチのクラスの子が駅の
クリスマスツリーで見かけたみたいでさー」
櫚子がニヤニヤしながら私に話しかけてくる。
私は思わず顔が真っ赤になった。
「その場所って……///っ!」
私と渚くんがキスした場所///


