ごめんね、来夢ちゃん…
本当は途中まで一緒に行きたいんだけど…
「行ってくるね。来夢ちゃん!」
私は来夢ちゃんの頭を撫でて鞄を持った。
来夢ちゃんはフレンチトーストを
口に加えたまま、
「いってらっしゃい、衣乃ちゃんっ!」
と言って微笑んだ。
私は来夢ちゃんに軽く手を振って家を出た。
そこでバッタリ出会ったアイツとあの子…
「よっ…」
嵩広は軽く手をあげて近づいてきた。
そして、隣で笑う楓ちゃんが私に笑いかける。
「おはよう、田河さんっ!」
相変わらず、仲良いんだ…
何でだろ?
胸がチクチクして痛い…
やっぱりまだどこかで嵩広を求めてしまうよ…
「えっと…私お邪魔だし先いくね?」
私は2人から逃げるようにそこから
離れようとした。
だけど……


