ーーー次の朝
私はいつもより1時間早く起きて
私のお弁当と来夢ちゃんのお弁当を作った。
「よしっ!上出来。」
朝はもちろん、私の特製、フレンチトースト!
私が椅子に腰かけて紅茶を入れていると、
「おはよう。衣乃ちゃんっ!」
と元気な声がリビングに響いた。
私はにっこり笑った。
私の特等席に座る来夢ちゃん。
「おはよう、来夢ちゃん。」
来夢ちゃんは私の方を向いて手を合わせて
『いただきます』と言った。
私はクスッと笑った。
変な気分。心をくすぐられてるみたい…
これが母親の喜びってやつでしょうか?
私は先にフレンチトーストを
食べて制服に着替えた。
そして、来夢ちゃんのランドセルの隣に
私の作ったお弁当を置いた。


