「衣乃ちゃんっ…」 私、いつまでも孤独な子供でいられないんだね。 大人にならなくちゃいけないんだね…。 私は来夢ちゃんが落ち着くまで 優しく抱き締めてあげた。 これから住むのは私と来夢ちゃんの2人だけ。 でも…… 「来夢ちゃん、頑張ろうね。2人で」 きっと出来る。頑張れるよ。2人なら… 私が来夢ちゃんの頭を撫でていると 少しして来夢ちゃんは大人しくなった。 私は『スースーっ…』と聞こえる 可愛らしい寝息に気付いて、来夢ちゃんを ひょいっと持ち上げた。