「しけた面してんなよ?いつも俺に歯向かってくる位、お前は元気じゃねーと調子狂うだろ。」 そう言って嵩広は私に コンビニのおにぎりを渡してきた。 もしかしてお腹すいてるのバレてた……? 「あ……ありがと…」 「ん…。」 素直じゃない私と無感情な嵩広。 いつも喧嘩ばっかで 噛み合わないことだらけだけど 辛い時、一番側に居てくれる。 嵩広のバカみたいに優しい所は 小さい頃から何にも変わってないや。