Where are you?


「でも最後ぐらい、血の繋がりなんか気にせず、『お母さん』って呼んであげたかったな……」


私の目から大粒の雨が降る。


急に降った大雨は私の頬を伝う。

どうしよう……耐えられない…


止まない雨はどうすれば止むの?


「嵩広っ…私、明日は笑えるよねっ…」


「当たり前だ。バカ!」


嵩広は私にハンカチを投げつけて、

手を合わせて深く深く礼をしていた。


ねぇ、嵩広…貴方もこんな気持ちだったの?


家族を失って本当に1人ぼっちになったとき

貴方はどんな気持ちだったの?


兄の和馬くんがいなくなって…

お母さんもお父さんもいなくなって……


愛する人を失った世界に何色の花が咲いたの?


たった1人残された世界で何を望んだの?