「姉貴、今日も上出来!」


俺は衣乃ちゃんの隣の椅子に腰を下ろした。

姉貴はクスッと笑って、


「でしょー?衣乃ちゃんも食べてね♪」


と言って椅子に腰を下ろした。

俺は手を合わせてご飯をパクっと一口食べた。


「う…うまいっ!」


姉貴の料理は誰の作った料理より美味いんだ。

……って俺は馬鹿みたいに思うんだけど(笑)


だって、やっぱ間違いなく理屈抜きで美味い。


「よしよしー!いい子だー(笑)」


姉貴が俺の頭をガシガシと撫でる。

俺の扱いが相変わらずガサツだー!