「今日は小西さんとこ行かなかったのか?」 「うん。だって…アイツ、私の親友に 酷いフリ方したから腹立っちゃって…」 本当は悪いやつじゃないって分かってる…。 でも、やっぱり腹が立つから口なんて聞かない。 「そうか。」 「……うん。」 私は自分の席に目をつけた。 そこには《来夢(ライム)》ちゃんがいた…。 あぁ…そっか。 ここには私の居場所はない…。 お父さんの作る暖かい料理もない…。