でも、俺と衣乃ちゃんの邪魔をする
存在は要らない…。
……………って俺はどんだけ欲張りなんだ(笑)
「衣乃ちゃん、俺ん家ここから電車で2駅行ったとこなんだ。家に姉貴居るし、そこでよければ…」
俺は衣乃ちゃんの鞄を持った。
衣乃ちゃんは少し驚いた様に俺の方を向いた。
「渚くんっ?鞄…」
衣乃ちゃんがあたふたとした。
「あっ…いいのいいの。女の子は
男に荷物持ってもらうもんじゃん?」
俺が笑いかけると衣乃ちゃんは
クスクスと笑って俺の方を向いた。
「やっぱ渚くんは格好いい。」
「えっ……?///」
いきなりなんだ///?
俺は急な言葉にドキドキと胸を高鳴らせた。
あれ……?
何か俺、変だぞ…///?