ごめんね。 私、確かめなきゃ、いけないことができた。 「楓ちゃん早速店、行こっか?」 「えっ?田河さん?」 私は無理矢理楓ちゃんの腕を つかんで皆の間を通りすぎていく。 「ほら、いくよ!」 「………うん。」 楓ちゃんが何で私をかばったのか気になるから ちょっとだけ楓ちゃん、借りてくね?嵩広。 私はそのまま誰もいない屋上に 楓ちゃんを連れて、やって来た。 真っ赤な夕日が差し込み、 胸がまた砕けそうになる。