誰にも迷惑かけないでしょ? だから、幼いながらに考えてたんだ。 でも、嵩広はそんな私を見ていたんだ…。 いつも気付いてくれていたんだ…。 私が1人で泣いてる神社。 そこにそっと手を差しのべる。 『衣乃ちゃん、帰ろう?』 同い年の男の子で 優しい笑顔で私の手を引いて いつも笑ってくれた。 だから、いつも私もつられて笑ってたっけ?