家に帰ると姉は疲れたのかすぐ自分の部屋に入って、俺は明日の仕込みにかかった。 途中、今日買ったネックレスと高梨の顔を思い出して、微笑む。 「明日楽しみだな…」 仕込みには力を入れすぎて日付が変わる頃までかかった。 明日は何より高梨の喜ぶ顔がみたいな、と思いながら。