他の部員もすぐに片付けを終えて、急いで生徒玄関に向かわせる。 俺は調理室から人がいなくなったのを確認してから、図書館に向かおうとした。 「北条くん、帰らないのー?」 斉藤がきいてきた。 「うん、高梨待たせててさ、じゃあ」 そう言って片手をあげると、斉藤も手をあげて、 「じゃあ、バイバイ。今日は話聞いてくれてありがと」 そう言って帰って行った。 栄養士…か。斉藤ならきっとなれるよなと思いながら図書館にむかった。