「さぁ、理玖くん。練習お願いします!」 「あ、あぁ」 理玖くんだったら余裕だ、と気合いを入れていざ練習開始! 「せせせせせ先輩、す、す……」 「………」 余裕……だったはずなのに、なぜか理玖くん相手でも失敗の連続。 実は今ので五回目の失敗だったりする。 「……はぁ。お前噛みすぎだろ」 「だ、だって、先輩に告白するんだと思ったら言えないんだもん~」 理玖くんが相手なのに言えないなんて。 私、どうしたらいいんだろう……。