先輩の隣にはいつも綺麗な女の人たちがいた。
腕を組んだり手をつないだり、頭を撫でたりキラキラした笑顔で笑い合ったり。
女の子からすればそれはすごく嬉しいことだと思う。
だって、好きな人から手をつないでもらったり頭を撫でてもらったり出来るんだもん。
好きな人からそんなことされたら誰だってうれしいよね。
でも、そんな先輩のことをお兄ちゃんはよく思ってなかった。
『友達としてはスゲェ良いやつだけど、好きでもない女に愛想振りまくのは理解出来ない』
彼女がいるお兄ちゃんからすれば先輩のしていることは理解出来ないことらしく、先輩の姿を見かけるたび口ぐせのようにそう言っていた。


