頭を撫でるだけじゃ足らなかったのか、先輩は「充電」と言ってむぎゅっと抱きしめにきた。 しかも私の首元に顔をうずめるものだから密着度がハンパない。 さすがの私もこれには耐えきれず、白旗を挙げて降参。 「わわわわわ私帰ります!さようならっ!!」 「えっ!?ちょ、莉子ちゃん!?」 軽いパニックにおちいった私は、先輩を押しのけて一目散にその場から逃げ出した。