「っていうか、今日も先輩と一緒に帰る約束してたんじゃないの?」 「え?あ、うん。終わったらメールすることになってる。私はしたんだけど先輩からはまだだからまだ終わってないんじゃないかな?」 「なるほど。じゃあそれまでここでお喋りしてよっか。……って、あ」 「ん?」 机に頬杖をついてすぐ、なにかに反応した京架ちゃん。 その表情はすごく驚いていて、空気を求める魚みたいに口がパクパクしている。