それから俺は、ハマッてしまった。 莉子ちゃんという可愛い女の子に。 莉子ちゃんが恋愛未経験だということはすぐに分かった。 隣に座っただけで赤らむ頬。 手が触れれば小さく震えて、それを隠すようにうつむく莉子ちゃん。 今までそんな女の子の姿を見たことなかった俺は、すぐに落ちてしまった。 もっと見ていたい。 もっと触れたい。 莉子ちゃんと、ずっと一緒にいたい。 他の女の子には感じたことのない感情が、次々とあふれ出してきて止まらなかった。