「りーこちゃん、毎度毎度お熱いねぇ~」 「わっ、京架ちゃん!」 「うわー、こっちもお熱いー」 私の携帯を盗み見て、これ見よがしにパタパタと顔を手であおぐ京架ちゃん。 ムフフと意味深な笑みを浮かべる京架ちゃんにカァと顔が赤くなって、慌ててうつむいて顔を隠す。 「今さらなんだからそんなテレなくても良くない?」 「そ、それはそうだけど……」 でも、やっぱり恥ずかしい。 だって京架ちゃん、すぐからかうんだもん。