帰り道。 あたしは皆より少し遅く塾を出て、駅の階段をのぼり、ホームへと向かった。 こういう時の階段は長く感じた。 一歩、一歩、のぼるごとに不安がふえる。 長い階段をのぼり、頂上についた時、真宮の顔が見えた。 おった‥。 あたしは少し安心した。 心のどこかで、『真宮が待っててくれないんじゃないか』って不安になってたから。