気付けば、 あいつの右手があたしの後頭部に回されていて、 ズイッと顔を近づけてくきた うぅ… ち…近い… 「ちょ、ねぇ、近い…」 ドキドキドキドキ… あいつとあたしの顔の距離はわずか30cm。 心臓がバクバクいってる 近すぎる距離に耐えられなくて あいつの体を押し返そうとしたら、 あいつは眉間にしわを寄せた 「つーかさ…お前、 俺がすやすやと気持ちよく寝てたっつーのに、 何邪魔してくれちゃってんの?」