「……で、そんな赤城さんが王子様に思えてね、」
……ん?
わたしの耳は今、おかしいのかな?
『王子様』って…女子に言う言葉じゃ…──
「だから、赤城さんとお近づきの印に、これから『王子』って呼ばせてもらうね☆」
「──…はあ?」
わたしの口からは、思わず驚きが漏れた。
いやいやいや。
『王子』って。
そんな大層なことしてないし……
「──っていうのは、レギュラーに入れてからにするよ。」
わたしはパッと、浅倉くんを見上げた。
微笑みながら、わたしを見下ろしている。
「いやいやいや。女子につけるあだ名としておかしくない?」
「え、おかしくないってー」
浅倉くんは確信犯なのか、にっこりと笑っている。


