面と向かって言えないくらいには好き。





─────……




「……なんでマキロンも持ってんの。」



浅倉くんの呆れた声が聞こえる。



「んー…家にあったから?はい、いくよー」



「なんで疑問け──…っ!」



わたしが浅倉くんの膝をガーゼで叩くと、明らかに苦痛の声が聞こえた。



思わず見上げる。



「痛い?」



「…に、決まってんじゃん。」



椅子に座る浅倉くんはどこか不機嫌そうだ。



まあ、なんだか可愛くなってきたんだけど。




「そっすよねー…絆創膏は大きいのがいい?」



わたしはいつも持っているポーチを漁る。



いつかのために、絆創膏は大中小の3種類を持ち歩いている。




「…それもいっぱいあんのな。じゃあ大きいのにして。」



「りょーかい、」



わたしは大きい絆創膏を手にして、ふと、マジックペンを取り出した。