ずっと好きだった浮気性の彼


龍の後を追って来たのは屋上だった…

「あの…「あのさ! 俺…本当はお前の事が好きなんだ!」

「だって…龍いつも違う女の人といるしキスしたりしてるじゃん!」

「それはお前が男と抱き合ってるから…」

「え…それ多分弟なんだけど…」
龍はフリーズをし1分後にまた口を開けた


「…は? じゃあ全部俺の勘違いから始まったわけ…? だっせー… あーもー! もう、1回 俺と付き合ってください…」


もうそんなの答えなんて決まってるのにずるいよ… 私の心はもちろん
「よろしくお願いします!」

それを聞いた龍はガッツポーズをしそっとわたしの唇にキスをした…


龍と私が笑いあっているのを睨みながら

「何で別れないんだよ…」

と、言っている人影にも気づかずに…