扉を壊した人の顔はあたしの位置からはよく見えなかった。 ただ、すぐにあたしの前にいた気持ち悪い奴は後ろから殴られたみたいでその場にくずれた。 そして、あたしを助けてくれたのは… あたしがあんまり関わりたくない。 そう感じていた鴻坂 憐の姿だった。 鴻坂くんはあたしを抱き上げるとすぐさま隣の音楽室に連れていってくれた。 あたしは先ほどの恐怖が拭えず体がまだ震えている状態だった。 情けない… これでも一総長であるから! そう貼っていたプライドが今は元も子もない。