「総長、おかえり。」 「和稀、ありがとう。」 あたしは泣いて抱きついたままの真琴を朱羽くんに引き取ってもらい、憐の横に並んだ。 憐はあたしに気づくと柔らかく微笑むだけで何も言わなかった。 でもそれが逆に心地よかったりするんだよね。 いつの間にか親睦の深まった煌龍と華蝶のみんな そのメンバーで倉庫に帰った。 あたしが乗るのは憐の後ろ。 病み上がりで退院したての奴にバイクを転がすわけにはいかないってさ。 知ってるよ。 それが憐の優しさだってこと。