あれから何分たっただろうか。 多分1、2分だったと思われる時間。 でもあたし達には何時間もたったかの様な錯覚に落とされていた。 「真琴。」 「真琴、大丈夫?」 「大丈夫?」 あたしは和稀、龍哉、弘哉の3人に声を掛けられやっと我に帰った。 「あ、ごめん。」 あたしはふと聖吾を探した。 すると聖吾は先に下っ端へ指示を飛ばしている。