その日から付き合うことになったあたし達だけど、噂通りに輝は無口で無愛想だった。
陽や美結は「七星って会話できるの?」とか「一緒にいて楽しいの?」とか、たまに聞いてくる。
確かに一緒に帰っていても、一方的に話すのはあたしだけだけど。会話っていう会話は成り立っていないように見えるけど。
でも、よーく輝を見てたら分かるんだ。
たとえばあたしの部活待ちの廊下であたしを見ててくれてること。
あたしがサービスを空振りしたら、「ばーか」って口パクでニヤニヤ笑って見ていること。
輝は、あたしの下らない話にでもちゃんと相槌をうってくれるし、話を聞くときは真っ直ぐあたしを見ていてくれてる。
輝の瞳がね、あたしを嫌ってない…そう思える優しい瞳で見ているの。
自惚れても良いなら、恥ずかしいけど『好き』っていう輝の気持ちを、目でぶつけてくれてる。
そんな感じ。
だから、確かに輝は告られる事も多いけど、あたしは全然心配しないでいられるんだ。
陽や美結は「七星って会話できるの?」とか「一緒にいて楽しいの?」とか、たまに聞いてくる。
確かに一緒に帰っていても、一方的に話すのはあたしだけだけど。会話っていう会話は成り立っていないように見えるけど。
でも、よーく輝を見てたら分かるんだ。
たとえばあたしの部活待ちの廊下であたしを見ててくれてること。
あたしがサービスを空振りしたら、「ばーか」って口パクでニヤニヤ笑って見ていること。
輝は、あたしの下らない話にでもちゃんと相槌をうってくれるし、話を聞くときは真っ直ぐあたしを見ていてくれてる。
輝の瞳がね、あたしを嫌ってない…そう思える優しい瞳で見ているの。
自惚れても良いなら、恥ずかしいけど『好き』っていう輝の気持ちを、目でぶつけてくれてる。
そんな感じ。
だから、確かに輝は告られる事も多いけど、あたしは全然心配しないでいられるんだ。

