莉麻サイド

私は隣の席がいつもいないからどんな人か気になっていた。

友達の真綾に聞くと人気がありモテる人だと言う。

私はそれを聞くとその人が嫌いになった。

鈍感とか鈍いとか色々言われる私だが

その人とは関わりたくなかった。

なのに

『藤堂ちょっときて』

放課後、そう呼んだのは神沢玲斗くんだった。

私は神沢くんと一緒に屋上へと向かい一ヶ月間付き合う事になった。

その帰り道は無言だった。

何を話せばいいかが分からなかった。

すると『あー!』と叫びだした神沢くん

私に何か話せと言ってくる。

何て無茶苦茶な人だと思った。

私は絶対にこんな人を好きにはならないと心に決めた