「俺の女になれ」 そう言ったのは、 さっきまで家族のように 接してきた ━━━━━幼馴染みだった。 「な、何で?」 どうしちゃったの? 「俺からの命令だ」 「はっ?」 命令なんて、 受けれるわけないでしょーよ! 「無理、 好きじゃない人とは付き合えない。 ね? 幼馴染みに戻ろう?」 私は自分で残酷なことを 言っていることに 気づいていた。