クールな彼女






「でも、俺の前ではクールにならなくていいからな。そんなん友達じゃねぇし…。」

「はい、ありがとうございます。」




もうクールな姿なんて櫻庭くんの前ではできていない。


クールにしようとすればするほどうまくいかなくなるのは昨日、分かった。



友達ってこういう感じなんだ…。

やっぱりいいなぁ。



友達の暖かさを実感して私は気合を入れ直した。




「では、行ってきます!」




私は元気にそう言って教室を出た。