「魚はね、見てると面白いよ。そうだ、今度の日曜水族館行こ」 「いいの?」 「行きたくないの?」 「…行きたいです」 手渡された1枚のチケット。 気づけば私の家の前で。 「じゃあね」 「うん、また明日」 後ろ向きに手を振りながら歩いていく彼。 日曜日が待ち遠しいな。