そんなある日、学校帰りいつものようにクラゲを見ていると店員さんが声をかけてきた。


「クラゲ、好きなんですね」


「はい」


顔を上げると、それはあのイケメン店員だった。


「美味しそうですよね」


「え?」


「あ、いや、カワイイなって」


そのバイトくんと喋ったのは1.2分。


その1回だけだった。