「彩月ちゃんとペア組んでくれるこひいないのかな?」

彩月は、教室の真ん中で一人泣いていた。

その時の授業は音楽っだったと思う。
二人一組で歌のテストをすることが課題っだった。


彩月は、昔から何でも器用にこなす子供で
もちろん歌も、ずば抜けてうまかった。

「彩月ちゃんとは、くみたくないよ・・ねえ。」

そんな彩月と組みたがる生徒は一人としていない。
彩月のクラスメートは幼いながら、本能で感じていた。

彩月とならんだら、自分がかすんでみえることを。