今日、俺らは卒業した

「楓!いたいた!」

「こっちこーい!」

「あ、今行く」

俺は皆のもとへ走った

「記念撮影しますよ!」

「...ん」

皆、カメラに収まるように集まる

「はい、チーズ!」

カシャ

璃々がデジタルカメラを取って

確認する

「よく撮れてるのだ!」

「ほんとでーす!」

「あとで焼回ししますね」

皆でキャッキャと騒いでるときに

ある人物か現れた

「楓くん......」

「...松本」

「最後に、君に謝っておきたくてね
 ...すまなかったね」

松本はメガネをくいっとあげた

「こちらこそ、すまなかった」

俺は右手を前に出す

「っふ、仲直り、ですか」

松本も左手を前に出して握手をする

「じゃあな、松本」

「えぇ、また逢う日まで」