「………え、まじか」

ショックを受けつつも荷物を取りに行った

そして荷物を取って昇降口に向った

科学室を通ったらまたクスクスと

笑い声が聞こえた

また松本と先程、皐月が告白した女だ

「あ、そういえばね。皐月って人に
告白されたんだよねー」

そう聞こえた瞬間、皐月と俺は

ピタリと止まった

科学室の壁に耳を当てる

「え、佐倉にかい?」

「えぇ、そうよ。冴えない感じの男」

「はは、君も災難だったねぇ」