僕等、リア充撲滅部!

「え、あ、うん。おはよう」

誰だかわかんないのに

なに会話してんだ、俺...

少女は、はにかんだ

くりくりな目に

色素が薄い肌

薄ピンク色の唇

腰まであるサラサラの黒髪

美少女と言える容姿だった

おもわず見惚れてしまう

『...楓くん、なんか顔が
 赤いよ?』

「え、嘘!!!」

バチンッといい音がするほど

勢いよく手を頬に当てた

頬が熱い...

俺、ロリコンだったっけ...?

...あれ、なんか手が小さい

手を見ると子供の手になっていた

...これは、夢?

『...あ、お二人さん
 待たせたね』

幼少期の理絵が現れた

『理絵ちゃん!』

『...この前、結婚の約束したんでしょ?
 ラブラブだね、おふたりさん』

『ちょっと、恥ずかしいよぉ』

少女は頬を赤く染めながら

理絵を軽く肩を叩いた