僕等、リア充撲滅部!

「......ん。」

俺はゆっくりと目を開けた

そこには皆がいた

「あ、目を覚ました!」

「...ここは?」

「病院ですよ?いきなり倒れて皆
 びっくりしました...」

ほっとしたような顔をした藤岡さんに

不覚にもドキッとしてしまった

「皐月、結構気を失ってたぜ?」

横からにょきっと楓の顔が出てきた

...ビビった

前髪を切った楓はまだ慣れていない

「体調が悪いんだったらそう言えよ!
 お前は俺たちにとっても大事な友達なんだからな!」

「...ごめん、皆。迷惑かけて」

「いいんですよ!また明日から活動しましょうね!」

「うん!」

俺はまた、楓のほうを見た

「な、なんだよ」

楓はうろたえたように見えた