僕等、リア充撲滅部!

「あまり、楓をせめないで...」

「璃々さん...?」

藤岡さんは柴本さんに違和感を抱いたのか

不安そうに柴本さんの名前を呼んだ

「実は俺も隠し事があるんだ」

奏多さんが椅子から立ち上がった

「何を...?」

楓も強張った顔をしている

「実は俺たち...」

柴本さんと奏多さんは真剣な顔をして

手を固く握りしめてこう言った

「「付き合ってます」」

・・・・・・・・・え。

「「「「「えええええええええええええええええええええ!!??」」」」」

驚きのあまり皆硬直している

特に俺

俺は自然と口がぽかーんと開いていた

「ごめんなさいなのだ・・。言い辛くてなかなか言えなかったのだ・・。」

「まぁ、リア充撲滅部だしな、この部活w」

楓は両腕を頭の後ろにしたまま言った