楓side

部室内に沈黙が流れる

「あの」

沈黙を破ったのは藤岡だった

「こうなったら頑張るしかないです!」

「なにをだい…?」

「コンテストですよ!全力で
 挑むしかないです!
 そのためにはLESSONしましょう!」

「れ、LESSON?」

「そうです、LESSONです!」

「…………そうだね。もう、優勝
 狙うしかない」

理絵が真剣な顔をして俺を見た

「そうと決まれば明日から
 練習なのでーす!」

「「お、おー」」

奏多と俺はやる気なのない返事をした