「………………くっ!!」

雅校長は乱暴に入部届けを受け取った

「そうね、あなたの勝ちです
廃部にはしません。
どうぞ、ご勝手に!!」

雅校長は帰っていった

「やった!みんな!やったぞ!!」

「やりましたね!」

「やった!!」

「………勝った!」

奏多以外、みんな喜んだ

「……奏多?」

反応がない。奏多はぼーっと立ち尽くしている

双子の方を見て硬直している

「おーい、奏多くん。嬉しくないのか?」

俺は奏多の肩を揺さぶった