僕等、リア充撲滅部!

「そういえば楓と皐月くん、どうしたの?」

奏多は首を傾げて俺に話しかけてきた

「いや、なんとなく暇だったから
遊びに来ただけだぜ」

「俺も暇だから楓についてきたの」

奏多は「そっかぁ」と言ってにこっと笑った

俺と皐月は奏多と1m離れたところで

地面に座った

「たまにはいいよねー、女子が周りに
いない空間も…」

奏多は緩んだ表情でそう言った

俺も一度はそんなセリフを言ってみたい

でも、モテる男も大変そうだなぁと

奏多を見てそう思う