先生 ~大好きな人~




「それはお互い様ですよ、恒太さん」



杏奈と恒太の会話が本当の漫才師のようで
面白くて笑っていたとき恒太が


「あっ 」


と私の後ろを見た




ん?
なんかいるの??



振り返る私にひとつの手が私の額に触れた