気の抜けた様な声にそっと顔を上げれば、相馬くんの照れた顔が目に飛び込んできて。

普段の相馬くんからは想像出来ないその表情にギュッと心臓が締め付けられた。


「わ、私も相馬くんとクリスマスした……あ、いや、その……」


……は、恥ずかしい。何言ってるんだろう私。

余りの恥ずかしさに目を合わせていられなくて、目線が少しずつ下降していく。


「……っ」


ちょうど制服のスカートを視界に入れた時、突然頭頂部に感じた温もり。


「サンキュ」

「そ、相馬く……」


も、もしかして今頭にキスした!?

頭を押さえながら顔を上げれば嬉しそうに微笑む相馬くんがいて。

その優しい笑顔に顔がボンッと発火する。