甘くて可愛い彼のヤキモチ 【短編.完】

決して自信があった訳じゃない。

トロいし馬鹿だし可愛くないし。

だけど、相馬くんへの想いだけは他の子よりも強いという自信はあった。


『……好き、です』


だから告白したんだ。

自分の想い全てをぶつけた。


『……うん。俺も好き』


相馬くんからの返事はOK。

信じられなかった。

あの学校一モテモテの相馬くんが私を好きになってくれていたなんて、本当に信じられなかった。


初めこそ夢かもしれないと思って相馬くんの気持ちを疑っていたけど、今はもうそんな事思っていない。

だって、相馬くんの想いは通じ合った時から少しずつ私の心に浸透していったから。