甘くて可愛い彼のヤキモチ 【短編.完】

相馬くんと自主練を始めて一ヶ月。

相馬くんの事が好きだと気付いてから更に二週間。


私はあと一週間後に迫ったクリスマスをどうしても相馬くんと一緒に過ごしたくて、思い切って一週間前に相馬くんに告白した。

だって、恋人にならなきゃ二人っきりで過ごせない。


フリーの人は強制的にバスケ部主催のクリスマスパーティーに参加させられる。

それは過去二年間で解っていた。



モテモテの相馬くんは今彼女がいない。

だから、告白なんかしなくてもクリスマスは一緒に過ごせる。

けど、今年は高校最後のクリスマス。

来年は別々の大学になって一緒に過ごせないかもしれない。

そう思ったら、告白せずにはいられなかった。