【企画短編】笑ってよ、柴崎くん!


屋上に上がると、太陽が眩しく照りつけていた。


柴崎くんは手頃な日陰を見つけて、近くの壁に背を掛ける様に座った。

私は柴崎くんの向かい側に座った。


「ありがとう。」


私は恥ずかしくて見られなかった柴崎くんの目を見た。

柴崎くんはしばらく私の目を見た後、目線をそらした。