【企画短編】笑ってよ、柴崎くん!


「俺の大好きな杏子を泣かしたら許さないから。」


柴崎くんは冷たく言い放った。

木下さん達は黙り、私は恥ずかしくて、顔を赤くした。


「屋上行こっか。」


柴崎くんは、呟く様に言った。

私は頷くと、柴崎くんは私の手を握り、学校の屋上へ向かった。

私はドキドキしっぱなしで、柴崎くんをまともに見られなかった。


柴崎くんの、彼女なのに。