「柴崎くん!?」


木下さんの取り巻きの1人の近藤さんが、私の横を見て驚いた。

私や木下さんもその方向に向くと、柴崎くんが壁の近くで立っていた。

いつもの様に無表情だけど、少し苛々して見える。


「柴・・崎くん?なんでいっ」


私がそう言い終わらないうちに私は柴崎くんに引っ張られた。