いきなり目が合ったから、私は緊張して目を逸らそうとした。
でも柴崎くんの真っ直ぐな目に射抜かれたように固まってしまった。
「俺はバスケが好きだけど、有村の方が大好きだから。」
「え・・・?」
私は唖然とした。
柴崎くんは変わらず、真っ直ぐ私を見る。
「俺は有村が笑う所を見るのが大好きなんだ。だから、、なんか変だけど、」
柴崎くんは白い肌を紅潮させた。
「ずーっと、俺の近くで笑ってて欲しいし、泣くような事があったら慰めたいし、俺が守るから!」
「ほんと?」
私は自然と涙が溢れた。
「俺、有村が大好きだ。」


